歯磨きするときに電動歯ブラシを使っている方もいらっしゃると思います。
手で磨くのとどう違うの？電動歯ブラシのメリットやデメリット、正しい使い方のポイントなどをみていきたいと思います。
■電動歯ブラシの種類
電動歯ブラシと手で磨く場合の大きな違いは、磨き残しを防ぐことができる点にあります。
とくに、こどもや高齢者の方など、力があまりない方々が使い方をマスターすれば、虫歯や歯周病を予防することができます。
電動歯ブラシには、大きくわけて種類が3つあります。それぞれの特徴に合わせて選ぶと良いですね。
１．高速振動歯ブラシ
ブラシが細かい振動を起こして歯垢を取り除きます。
回転したり往復したりしながら毛先が触れる箇所を磨きます。
２．音波ブラシ
ヘッド部分を振動させつつ音波を出しています。音波の振動で高速の水流を起こしプラークを除去し、水流で洗い流します。
また、音波には細菌の鎖を断ち切ってくれる効果があるので、歯垢の塊が減少します。
３．超音波ブラシ
音波ブラシよりも振動が多く、さらに歯垢を除去する力が強くなっています。超音波で汚れを破壊し、歯の隙間の歯垢も洗い流してくれます。
電動歯ブラシの中では、歯垢を取り除く力が一番強力です。また、プラークが付きにくい歯になります。
■電動歯ブラシのメリット
１．高速振動歯ブラシのメリット
毛先が振動して1本ずつ磨くことができます。歯並びが悪い方によいでしょう。効率よく歯磨きできるので、自分で磨くのを面倒に思っている方にもオススメです。
また、販売価格も広く、電動歯ブラシを使ってみようかな、と思っている方が手にとりやすいです。
２．音波ブラシのメリット
音波による振動は微弱なので、歯茎の弱い方にオススメです。
また、ブラシ部分が小さめなので、口が小さい方や、口を大きく開けられない方にも良いでしょう。
３．超音波ブラシのメリット
電動歯ブラシと音波ブラシを掛け合わせた効力を持つ歯ブラシで、手で磨くよりも数倍の効果があるといわれています。
自分で動かさなくても歯垢除去できます。
■電動歯ブラシのデメリット
１．高速振動歯ブラシのデメリット
歯が揺れていたり、出血したりしやすい方には刺激が強いこともあります。
歯周病治療をしている方は、歯茎が健康になってからの方がよいでしょう。
２．音波ブラシのデメリット
振動が少ないので、自分でもブラシを動かさなければいけません。
歯ブラシを動かすのが億劫だったり、磨き方に癖があったりする方は磨き残しが出る可能性もあります。
３．超音波ブラシのデメリット
値段が高額になり、販売しているメーカーも限られています。
また、振動が大きいので、苦手な方もいるかもしれません。
■電動歯ブラシを使用するときのポイント
電動歯ブラシは手で磨く時よりも磨けているような気がしますが、正しく使っていないと、磨き残しも出てきます。
動かさない
歯と歯茎の間に当てたら、あまり動かさない。ヘッドの振動を利用して、歯垢を除去するようにしましょう。
角度に注意
歯にあたっている歯ブラシの角度に注意しましょう。少し斜めにあてるのがポイントです。
噛み合わせの面では真っすぐ、前歯などはブラシを立てに持って、丁寧に磨くことが大切です。
デンタルフロスを使う
電動歯ブラシでも歯間の歯垢を完璧に取り除くことはできません。
歯間ケアは手で磨く時と同じように、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
電動歯ブラシのメリット・デメリット（まとめ）
電動歯ブラシにも様々なタイプがありましたね。
お口や目的に合わせた電動歯ブラシを選ぶことで、磨き残しがさらに少なくなります。
また、手で磨く場合も、電動歯ブラシで磨く場合も、歯や歯茎への当て方やコツがあります。どちらがいいとは言えませんが、効果がしっかり得られるような電動歯ブラシを選び、デンタルフロスなどの補助用具も使って、歯の健康を守りましょう。
