歯を失ったときの治療法として注目されるインプラント治療。
「インプラントの手術って痛くないのかな…」「高額って聞くけど、インプラントは長持ちするのかな…」と、不安を感じる方も少なくありません。
インプラントについて正しい知識を知ることで、自分に合った治療法を安心して選ぶことができます。
インプラントは、適切に治療を行えば自分の歯に近い感覚でしっかり噛める機能を長く取り戻せる治療法です。
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、初めての方にもわかりやすく丁寧にご説明し、安心して治療を受けられる環境を整えています。
インプラント治療とは?

インプラント治療は、歯が失われた場所に歯の根に代わるもの(人工歯根)を埋めておき、それが骨としっかり付いた段階で人工の歯をかぶせます。
天然の歯が生えていた頃と同様の機能性と美しさを回復させる治療法です。
素材はチタンで、金属アレルギーの心配がほとんどなく、骨と一体化させる性質があります。
部分的に抜けている方も、全ての歯が抜けてしまっている人にも最適な治療法です。
インプラント治療はこんな方におすすめ
- 一番奥の歯が抜けていて、ブリッジができない。
- 抜けている歯の数が多く、ブリッジでは支えきれない。
- ブリッジをするために健康な歯を削りたくない。
- 審美的に入れ歯を使うのに抵抗がある。
- 入れ歯の着脱がわずらわしい。
- 入れ歯が気持ち悪くて装着できない。
- 入れ歯が合わなくなった。
- 交通事故の外傷などで歯を失ってしまった。
中には、インプラント治療が、適さない場合もあります。
インプラント治療をご希望される方は、まずは武蔵小杉パークシティ歯科医院にご相談ください。
インプラントの寿命

インプラントは、歯ぐきと馴染みがよく、腐食しにくい丈夫なチタンを使用しています。
ただ、インプラント治療後のメンテナンスを怠ると天然の歯と同様、歯槽膿漏の状態になり、インプラントが抜け落ちることがあります。
インプラントをする人は特に、口の中の衛生状態に気をつけ定期的に検診・クリーニングを受けることが大切です。
インプラントを良い状態でキープすることができれば、インプラントは平均的に10~15年の生存率は上顎で約90%、下顎で約94%程度といわれています。20年もつことも珍しくありません。
インプラント治療のメリット
インプラント治療のメリットは、大きく7つがあります。
- しっかり噛んで食事できる
- 天然の歯のような見た目
- 顎の骨が痩せない
- 周りの健康な歯を傷つけない
- シンプルなお手入れ
- しっかり噛めて、全身の健康にもつながる
- 人生をもっと自由に、楽しめる
インプラント治療メリット①
しっかり噛んで食事できる
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋め入れて結合しているので、今までと同じように食事をすることができ、噛み心地もしっかりとしています。
食べる事は人生の楽しみの一つだと考えられますので、味や食感などが自分の歯のように感じたい方や、痛みや食べ物の固さを気にすることなく、なんでも食べることができるのは、人生の生活の質を保つことにつながるでしょう。
インプラント治療メリット②
天然の歯のような見た目
インプラント治療は噛み心地だけではなく、見た目も天然の歯のようになります。
入れ歯のような金属のフックはなく、インプラントも見えることはありません。かぶせ物にはツヤと透明感のあるセラミックを使用し、周囲の歯と自然になじむ色味に仕上げることができます。
そのため、口を開けてもインプラントだと気づかれにくく、美しい口元を保てます。
インプラント治療メリット③
顎の骨が痩せない
顎の骨は、歯が抜けてしまうと噛む刺激が伝わらなくなり、少しずつ痩せていきます。
入れ歯では噛む力が十分に伝わりにくいため、顎の骨の減少が進みやすく、さらに使わない口周りの筋肉も弱くなりやすいといわれています。
インプラントは顎の骨に直接固定されているため、噛む力がしっかり伝わり、骨の痩せを抑えることができます。
骨や筋肉のバランスが保たれることで、口元のハリが維持され、年齢を感じさせにくい若々しい印象にもつながります。
インプラント治療メリット④
周りの健康な歯を傷つけない
インプラント治療は、失った歯の部分だけを補うことができる治療法です。
周囲の健康な歯を削ったり負担をかけたりせずに、噛む機能と見た目の自然さを取り戻せるのが大きな特徴です。
一方で、ブリッジ治療では、両隣の健康な歯を削って土台にする必要があり、さらに噛む力が集中しやすいため、削った歯は弱くなり、虫歯や破損のリスクが高まります。
また、部分入れ歯では、金属のフックを周囲の歯にかけるため、その歯に大きな負担がかかり、時間が経つと歯がぐらついたり弱くなってしまうことがあります。
このように、残っている歯をできるだけ長く守りたい方にとって、インプラントはより適した治療法といえます。
人工の歯根をあごの骨に直接固定するため、周囲の歯に負担をかけず、自然な噛み心地を長期的に維持しやすいのが特徴です。
インプラント治療メリット⑤
シンプルなお手入れ
インプラントは、天然の歯と同じように歯ブラシや歯間ブラシでお手入れができます。
特別な薬剤や複雑なケアは不要で、いつもの歯磨き習慣を続けるだけで清潔を保てます。
ただし、検診・クリーニングは定期に受けていただく必要があります。メンテナンスにより、長く快適に使い続けることができます。
一方で、入れ歯は取り外して専用の薬剤で洗浄する必要があり、ブリッジも複雑な構造のため専用ブラシでのケアが欠かせません。
これらは毎日の手間がかかるだけでなく、清掃が不十分だと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
インプラントは普段の生活に自然に取り入れやすく、清潔さを保ちやすい点が大きな魅力です。
インプラント治療メリット⑥
しっかり噛めて、全身の健康にもつながる
毎日の食事で歯にかかる力は想像以上に大きく、噛む力をしっかり支えることはとても重要です。
インプラントは骨と強固に結合するため、天然の歯と同じように力を受け止めることができ、噛み合わせが乱れにくくなります。
正しい噛み合わせは、顎や顔まわりの筋肉だけでなく、肩や首、姿勢にも関わります。噛み合わせが安定することで、頭痛や肩こりの軽減、体全体のバランスの維持にもつながります。
見た目だけでなく、毎日の食事の快適さや全身の健康のためにも、しっかり噛めることは大切です。
インプラント治療メリット⑦
人生をもっと自由に、楽しめる
インプラントは、入れ歯のように外れる心配がなく、会話中に見た目を気にする必要もありません。
旅行や外食のときも、特別なお手入れや持ち運びの手間がないため、いつも通りに過ごせます。
見た目や取り外しのわずらわしさから解放されることで、人前でも自然に笑え、趣味やお出かけもこれまで以上に楽しめるようになります。
インプラント治療の流れ
インプラント治療は段階的に進められる治療で、適切な流れを理解しておくことで安心して治療を受けることができます。
期間は個人差があり、治療期間は一次オペから仮歯が入るまで3〜6ヶ月程度かかりますが、確実な手順を踏むことで、長期間にわたって機能する人工歯を手に入れることが可能になります。
顎の骨の量や質を検査するため、CT撮影を行います。
CTのデータをもとに、シミュレーションソフトを使って治療計画を立てます。

- 歯のない部位の歯肉を少し切開して骨を露出します。

- インプラントを埋入する穴をドリルで形成します。

- 形成された穴にインプラントを植立します。

- インプラント植立側面観。

- インプラントを完全に骨の中に埋入したのち、歯肉を縫合します。
縫合は1~2週間後に抜糸します。

- 移植した骨も2か月~半年で正着します。
インプラントが骨と結合するまで一定期間待ちます。
個人差ありますが上顎で3~6ヶ月、下顎で2~6ヶ月目安です。

- 一定の治療期間ののち、再び歯肉を切開してインプラントを露出し、歯肉を整えるための治療用キャップ(ヒーリングアバットメント)を付けます。
これは新しく作られる上部構造(かぶせ物)の周囲粘膜を整えるために大切です。

- 治療用キャップを装着して1~2週間待ちます。

- 仮歯の型どり後日装着
専用の個人トレーで型どりをし、上部構造(かぶせ物)を作製します。
後日出来上がった上部構造をネジでインプラントに固定して完成です。


インプラント治療後のメンテナンスを怠ると天然の歯と同様、歯槽膿漏の状態になり、インプラントが抜け落ちることがあります。
お口の中の衛生状態に気をつけ、きちんと定期検診を受けることが、長持ちさせる秘訣です。
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、歯科衛生士がインプラントのメンテナンスを担当します。
武蔵小杉パークシティ歯科医院のインプラントの特徴

歯科用CTの導入

歯科用CTとは、X線による断層撮影とそれをコンピューター処理する装置です。
顔の周囲から方向や位置を変えながらX線を照射して撮影します。撮影したデータにコンピューター処理をして、3次元の立体画像や断面図にします。
従来のパノラマ撮影では、平面画像しか見ることができません。このため得られる情報には限りがあります。
歯科用CTでは、神経や血管の位置や骨の厚みなど、立体での精密な情報がわかります。
インプラント治療では、顎の骨に穴を開ける外科手術を行うため、顎の骨の状態や神経・血管の走行位置、骨密度などを知ることはとても大切です。
歯科用CTを使用してこれらを精密に診断することで、事前にインプラントを埋め込む位置を決めることができ、手術の安全性が高まります。
また、手術時間の短縮や術後の痛み・腫れの軽減につながり、より確実な治療を行うことができます。
ストローマン社製『CARES®』を使用
CARES®は、ストローマン社製のインプラントに正確に適合するよう設計された、ストローマン社純正製品です。
インプラントのアバットメント(土台)や、修復物など優れた品質の製品です。

ストローマン社純正製品

- アバットメント最下端部が深くインプラントに入り込み、深い位置によって効果的な動揺防止効果を発揮しています。
- インプラントとアバットメント内壁が非常に良い適合を示しています。
他社製品

- アバットメント最下端部がインプラント最深部まで到達しておらず、動揺防止効果に劣るほか、インプラント内壁に高いストレスを与えやすくなります。
- インプラントとアバットメント内壁が適合しておらず、点接触になっています。

厳正な品質チェックをクリアしたもののみを使用しています。
十分な衛生管理体制での手術
インプラントの成功には、衛生環境は欠かせません。
武蔵小杉パークシティ歯科医院のインプラント手術は、専用オペ室で行います。インプラントに使用する器具は、インプラント基本セットとしてまとめて滅菌し、専用の滅菌ケースに入れて手術直前まで保管します。
また、オペ時に着用するオペ着をはじめ、帽子やグローブ、マスク、手術器具を置く台やその周辺に敷くシートに至るまで、滅菌された使い捨てのものを使用します。
骨量が少ない場合のインプラント治療(GBR)
インプラント治療を行うためには、インプラント(フィクスチャー)をしっかりと埋めるための歯槽骨が必要です。
しかし、歯周病や入れ歯の長期使用などにより、骨の量が不足している場合、そのままではインプラント治療が出来ないケースがあります。
その場合には、骨造成法で骨補填材を足すことでインプラント治療が可能になります。骨造成法は、生体材料を使って人工骨や人工膜を用います。
また、自家骨を使った骨造成も取り入れております。自分の骨を使用するため、拒絶反応が少ない移植材です。
ソケットリフト・サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
ソケットリフト・サイナスリフト(上顎洞底挙上術)は、上顎の骨が薄い場合に行われる骨造成法です。
上顎洞内にうまく空間を確保することで、骨を移植することなく骨再生を行う方法です。
骨を採取するドナーサイトも必要ありませんし、術後感染を起こすリスクを減らすことができます。
さらに、移植工程が必要ないため、手術時間も大幅に短くすることができるので、患者さんの苦痛を軽減することができます。
麻酔科非常勤講師による静脈内鎮静法
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、大学で麻酔科の非常勤講師を務めるドクターが麻酔を担当します。
インプラントの手術は、局所麻酔を行い痛みに配慮して行いますが、不安症や歯科恐怖症などご不安が強い方には、静脈内鎮静法をご案内しております。
静脈内鎮静法とは全身麻酔とは異なり、うたた寝やほろ酔い加減のような感覚で、不安や恐怖が取れ、とてもリラックスした状態で治療を受けることができる方法です。
ストレスを感じることなく、いつの間にか治療が終わっていたという感じがします。
静脈内鎮静法には、下記のメリットがあります。
- 気分が落ち着く
- 痛みや治療中のことを覚えていない
- 治療時間が短く感じられる
さらに、精神的な緊張が和らぐことで、血圧や心拍数も安定します。
静脈内鎮静法をお考えの方は、武蔵小杉パークシティ歯科医院にご相談ください。
インプラント治療に関するよくある質問
インプラント治療を検討される方の多くは、手術の痛みや期間、費用などについて不安や疑問をお持ちです。
ここでは当院で、患者さんから特によくいただく質問とその答えをまとめました。
- インプラント手術は痛いですか?
-
手術は局所麻酔をしっかり行うため、処置中の痛みはほとんどありません。
術後は軽い腫れや違和感が出ることがありますが、ほとんどの方は処方されたお薬でコントロールできる程度です。
また、歯科治療への恐怖心が強い方や不安の強い方は、ご希望に応じて大学病院で麻酔科医として非常勤をしているドクターによる「静脈内鎮静法(点滴によるリラックス麻酔)」を受けることも可能です。
気になる方は、武蔵小杉パークシティ歯科医院までお気軽にご相談ください。
- インプラントはどれくらい長持ちしますか?
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適切なケアを行えば、10年以上快適に使い続けられるケースも珍しくありません。
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、世界的に高い信頼を得ているストローマン社の純正インプラント体(フィクスチャー)を採用しています。
さらに、最終的にお口に入るインプラント上部(かぶせ物)も、長期的に安定し安心してお食事を楽しんでいただける品質にこだわって選んでいます。
また、当院ではスクリューリテイン方式を採用しています。
これは上部構造をネジで固定する方法で、万が一不具合が生じた場合も上部だけを外して仮の歯に置き換え、修理や交換が可能です。
長期的なメンテナンスや将来的なトラブル対応にも配慮した治療をご提供しています。
- インプラントは費用が高いと聞きますが、保険は使えますか?
-
インプラント治療は、自由診療のため保険は適用されません。
しかし、ブリッジのように周囲の健康な歯を削らず、長期的に見ても再治療やトラブルが少なく済むため、将来的に見ると費用負担が抑えられるケースもあります。
治療前には、費用や治療計画をわかりやすくご説明し、クレジットカードでのお支払いにも対応しております。
まずは、見積もりだけでもお気軽にご相談ください。
- 骨が少ないとインプラントはできないと聞きましたが、本当ですか?
-
骨の量が足りない場合でも、骨を補う治療(GBR)を併用することでインプラントが可能になるケースがあります。
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、CTによる精密な三次元診断を行い、骨の状態や神経の位置まで確認したうえで最適な治療計画をご提案しています。
「自分は骨が少ないから無理かも…」と諦める前に、まずは検査を受けていただくことをおすすめします。
- インプラントとブリッジ・入れ歯はどのように選べばいいですか?
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治療の選択は、残っている歯の状態・骨の量・ライフスタイル・ご予算を総合的に考慮して決めていただけるようサポートしております。
ブリッジは、比較的短期間で治療が完了しますが、両隣の健康な歯を削る必要があります。
入れ歯は取り外しが可能ですが、支えとなる歯に負担がかかりやすく、長期的には歯を弱らせてしまうことがあります。
インプラントは周囲の歯を削らずに済み、自然な噛み心地と長期的な安定性を得られる点で優れた選択肢です。
まずは、現在のお口の状態を確認し、最適な治療法を一緒に考えていきましょう。
- インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
-
はい、インプラント治療にかかった費用は医療費控除の対象です。
年間の医療費が10万円を超えた場合(※所得200万円未満の場合は所得の5%を超えた分)、確定申告を行うことで所得税の一部が還付されます。
控除の対象となるのは、次のような費用です。
- インプラント本体および手術費用
- CT撮影・血液検査などの術前検査費用
- 処方された薬代
- 通院にかかった公共交通機関の交通費
申告には、治療費の領収書・交通費の記録が必要です。家族の医療費は合算して申告できるため、まとめて申告するとより控除額が大きくなりやすいです。
例えば、年収500万円の方が40万円のインプラント治療を受けた場合、約6万円の税金が軽減されるケースもあります。
医療費控除を活用することで、インプラント治療にかかる負担を少しでも軽くすることができます。
詳しい手続きについては、税務署にご相談ください。
インプラント治療のご相談は、武蔵小杉パークシティ歯科医院へ
「手術が不安」「自分に向いているか知りたい」とお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。
武蔵小杉パークシティ歯科医院では、CT撮影を含む精密検査と丁寧なカウンセリングを行い、患者さんの不安をひとつずつ解消したうえで最適な治療プランをご提案いたします。
ご予約は、お電話またはWEBから承ります。
安心してインプラント治療を受けていただけるよう、スタッフ一同サポートいたします。