管理栄養士による食事指導が受けられる歯科医院のメリットとは?

お口の健康を維持するためには、病気を治療するだけではなく、食習慣の見直しが必要となることもあります。
なぜなら、食生活や栄養の摂取状態は、歯やお口の健康、そして全身の健康にも関係しているからです。
武蔵小杉の「パークシティ歯科」には、管理栄養士が在籍し、ご希望の方に食事指導を行っています。
「歯科医院に管理栄養士?」「管理栄養士って病院にいる人じゃないの?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、歯科医院で管理栄養士が行う食事指導の役割やメリットについてお話しします。
管理栄養士に歯科医院で食事指導が受けられる3つのメリット
歯科治療と栄養指導には関係があり、栄養指導を受けることで、次のようなメリットが期待できます。
虫歯や歯周病の原因を取り除き予防につなげる
虫歯は、
- 虫歯菌
- 酸に溶かされやすい歯質
- 糖分
- 時間
の4つの条件がそろったときに発症します。
なかでも、「糖」は虫歯菌の大好物で、虫歯菌が増殖する原因です。
管理栄養士による食事指導では、お菓子やジュースの摂取頻度、間食のタイミング、食事の選び方などについておうかがいした上で、一人ひとりに合った改善策を提案します。
食事やおやつの内容を見直すことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
インプラント·入れ歯後の食事をサポート
歯を失ったら、インプラントや入れ歯で補う必要があります。
インプラントや入れ歯治療の直後は、「これまで通りに食べられない」と感じる方もいます。
思うように食べられないことで食事への意欲が低下すると、全身の健康を維持するのが難しくなるでしょう。
そのようなときは、管理栄養士にご相談ください。
管理栄養士は、お一人おひとりの状態に合わせて、
- 食べやすさと栄養価の高さを兼ね備えた食事の提案
- 噛む力に応じたメニューのアドバイス
- 噛む·飲み込むトレーニングのサポート
といったことを行います。
患者様のお口の状態やライフスタイルに合わせた食事支援ができるのは、栄養のプロだからこそ。
「治療して終わり」ではなく「食べられるまでサポートする」ことで、患者様が安心して治療を受けることができるようになります。
オーラルフレイルに対応
オーラルフレイルとは、「むせ」「食べこぼし」「噛めないもの」の増加など、お口の機能が衰えていくことです。
オーラルフレイルはお口の中だけの問題だけでなく、心身機能の低下にもつながります。
バランスの取れた食事指導や栄養指導を行うことで、お口の機能の維持·改善をめざします。
特に、シニア世代は、筋肉を維持するために積極的にタンパク質を摂取することが大切です。
普段の食事をチェックし、不足しがちな食品群を積極的に補えるようなアドバイスを行い、栄養面からのオーラルフレイル予防を促します。
お口の健康と食事には深い関係がある
「何を食べるか」「どう食べるか」は、歯·舌·唇·顎など、お口のさまざまな器官に影響を及ぼします。
たとえば、「糖」の多い食事をしていると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、食事の回数やタイミングも非常に重要です。
食べものが入ると、お口の中は酸性に傾きます。
そのため、食べものが長時間お口に入っていると酸性の状態が長く続くため、それだけ虫歯リスクが高まるのです。
虫歯や歯周病が重症化すると、歯を失うことになります。
歯を失うと噛む力が弱まり、食べられるものが限られたり、栄養の摂取状態が悪くなったりする恐れがあり、全身の健康状態が悪化することになりかねません。
また、噛む力が弱まることで、筋力や認知機能の低下にもつながる可能性もあります。
つまり、正しい食習慣を身につけることでお口の健康を維持しやすくなり、全身の健康につながるのです。
このつながりをサポートできるのが、歯科医院にいる管理栄養士です。
管理栄養士とは?
管理栄養士は、栄養·食事·健康に関する国家資格を持った専門職です。
「食の面から健康を支える」ための知識を活かし、病院·学校·行政·企業など幅広い現場で活躍しています。
歯科医院においては、次のような役割を担っています。
- 食生活が原因となる虫歯や歯周病の予防指導
- 食事が偏っている方への栄養バランスのアドバイス
- インプラントや入れ歯治療後の食事相談
- 噛む力や飲み込む力が弱った方への摂食嚥下のサポート
- シニア世代や持病がある方への栄養指導
歯科医師や歯科衛生士とは違った視点から、「食べる」ことをサポートできるのが、管理栄養士なのです。
管理栄養士による指導はこんな方におすすめ
ご自身やご家族のお口のことで次のようなお悩みがある方は、管理栄養士のカウンセリングをおすすめします。
- 歯磨きをしているのに虫歯や歯周病を繰り返す
- 甘いもの·間食がやめられない
- お子様が甘いものばかりを好んで食べる
- お子様が歯ごたえのあるものを食べない
- 入れ歯での食事に不安がある
- シニア世代の家族の栄養状態が気になる
- 糖尿病などの持病があり、栄養管理が必要
管理栄養士は患者様一人ひとりの年齢やライフスタイル、全身の状態に応じたアドバイスを行いますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
食事·栄養に関するお悩みは「パークシティ歯科」にご相談ください
武蔵小杉の「パークシティ歯科」では、歯科医師·歯科衛生士だけでなく、管理栄養士も在籍し、お子様向けの食育や、シニア世代向けのオーラルフレイル予防など、「お口から全身をサポートする歯科治療」を行っています。
※管理栄養士の栄養指導は完全予約制です。ご希望の方は、ご予約の際に必ずお声がけください。


















