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根管治療で歯が痛む理由と対策方法について

根管治療で歯が痛む理由と対策方法について

歯の神経が虫歯菌におかされてしまい、歯の根っこまで細菌がおよんだときは根管治療を行います。根管治療では麻酔をして治療をするため、通常は痛むことはありません。

しかし、根管治療の治療中や治療後に歯が痛むこともあります。なぜ、麻酔をしている治療中や治療後に歯が痛むのでしょうか?

今回は「根管治療で歯が痛む理由」と歯が痛むときの対策方法についてご説明をさせていただきます。

目次

根管治療で痛みを感じるのはどんなとき?

根管治療で痛みを感じるケースとしては、主に以下の4つがあります。

  1. 根管治療中に歯に痛みを感じる
  2. 根管治療の根管充填後に歯の周辺(歯茎やあごの骨)に痛みを感じる
  3. 根管治療の直後に歯の周辺(歯茎やあごの骨)に痛みを感じる
  4. 根管治療完了後、歯の痛みがおさまらない

根管治療中に歯に痛みを感じる

根管治療を行う際には治療前に麻酔をするため、通常は治療中に歯が痛むことはありません。しかし、麻酔をしているにもかかわらず根管治療中に歯が痛むことがあります。

その理由は、虫歯菌や細菌によって根管内部がおかされ神経が炎症を起こしているためです。

炎症が起きて神経が腫れていると痛みを過敏に感じやすくなります。このような状態では麻酔をしても、どうしても痛みがでてしまうことがあります。

あまりにも神経の炎症が強い場合は根管治療をいったん見送り、神経の炎症がおさまったのち、次回のご来院時から根管治療を進めていきます。

根管治療の根管充填後に歯の周辺(歯茎やあごの骨)に痛みを感じる

根管治療ではリーマーを使った清掃とお薬による洗浄をくりかえしたあと、最後に抗生剤や殺菌効果のあるお薬を根管内部に充填し、フタをします。このとき、歯茎やあごの骨など、歯の周辺組織に痛みを感じることがあります。

根管充填をしたあとに歯が痛む理由は、充填の際にお薬を根管内部にすき間なくぴったりと詰め入れるため、根管が圧迫されて歯の周辺の神経が刺激されることが原因です。

根管充填後の痛みはほとんどのケースで治療後1~2日程度でおさまります。

根管治療の直後に歯の周辺(歯茎やあごの骨)に痛みを感じる

根管治療を行った直後に歯茎やあごの骨など、歯の周辺組織が痛むことがあります。

これは、根管治療では根管内部の神経を取り除く際に根管内部だけではなく歯のまわりの神経にも刺激が伝わってしまい、その刺激が治療後に痛みとなって残るためです。

治療時に受けた刺激による痛みはおおむね1~3日程度でおさまることがほとんどです。

根管治療完了後に歯に痛みを感じる

根管治療が完了しているのに、治療をした歯がズキズキと痛むことがあります。

このようなケースでは根管内部の細菌がきちんと除去できていないおそれがあります。根管内部で細菌が再繁殖して炎症が起き、痛みを感じるのです。

また、根管治療後に歯茎が腫れて歯が痛むときは歯の根の先(根尖:こんせん)に膿がたまって炎症が起きていることもあります。(=歯根のう疱:しこんのうほう)

根管治療完了後に痛みが長引く場合には、再治療になる可能性が高いです。

歯根のう疱を発症しているケースでは歯茎を切開して根尖の膿をだす外科処置が必要になることがあります。

寝られないほど歯が痛い!対策方法は?

根管治療後、根管内部や歯の根の先に炎症が起きると歯に強い痛みを感じることがあります。

また、根管治療が必要になるほどの重度の虫歯では、寝れないほど歯が強く痛むことが珍しくありません。

虫歯を放置してしまい、夜、痛みのあまり飛び起きてしまったご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この項では、「歯に強い痛みを感じるときの応急処置的な対策方法」についてご紹介します。

頬の上からタオルを巻いた氷で冷やす

歯が痛いときには、頬の上からタオルを巻いた氷で冷やしてあげると痛みがやわらぎます。

歯が痛む場合は炎症が起きていることが多いため、氷で患部を冷やすことで血流がおだやかになり、痛みが少しだけおさまる効果を期待できます。

もし、あまりにも歯が痛み、なおかつ、頬の上から冷やしても痛みが取れない場合は、氷を直接歯茎にあててもらってもかまいません。

ただし、氷を歯ぐきにあてることでかえって歯がしみたり痛みが強くなる場合はすぐに中止してください。

温めるのはNG

歯が痛いときに患部を温めるのはNGです。温めることで血流が増えて神経が圧迫され、かえって痛みが強くなります。唐辛子などの刺激物も血流が良くなり痛みが増してしまうため、食べてはいけません。

根管治療で歯が痛む理由と対策方法について(まとめ)

根管治療で歯が痛む理由と歯が痛むときの対策方法についてご紹介をさせていただきました。

根管治療は無数の神経が通う根管内部の清掃を行うため、神経が刺激されて歯が痛むことがあります。

また、根管治療後いつまでも歯が痛む場合には、根管内部の細菌が取り除けていない可能性が高いです。

治療後に歯の痛みや歯から膿がでるなどの異常が発生したときは、なるべく早く、治療を受けた歯科医院にご連絡ください。

この記事の監修者

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吉井健介 武蔵小杉パークシティ歯科医院 院長・歯科医師

武蔵小杉パークシティ歯科医院が
選ばれる5つの理由

1

最新の治療技術と
地域密着の両立

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最新の治療について相談できる「地元かかりつけの歯医者さん」を目指しています。新しい治療法・材料工学の進歩を取り入れつつ、患者さん一人ひとりにあわせた丁寧な診療を心がけています。先進的な技術と温かい地域医療を両立させています。

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充実したスタッフ体制と
専門性

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歯科医師12名、歯科衛生士10名、管理栄養士1名(2025年現在)が、それぞれの専攻領域をいかしながら治療にあたります。多くの専門家が在籍することで、幅広い治療ニーズに対応し、質の高い歯科医療を提供しています。

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通いやすさに優れた立地

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武蔵小杉駅 正面口2の目の前です。駐車場も75台完備しています。駅から徒歩2分という立地に加え、十分な駐車場を完備し、電車でも車でも通いやすい環境を整えています。

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高い予防効果を実現する
専門ケア

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当院のクリーニングではPMTC(機械を用いた専門家による歯の掃除)と、初期虫歯の再石灰化を促し歯質を強化、自然なツヤを与えるリナメルを使用しています。科学的根拠に基づいた予防歯科で、患者さんのお口の健康を長期的に守ります。

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子どもにも優しい診療環境

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院長は近隣保育園の園医もつとめており、園児たちの診察経験も豊富です。家庭を持つスタッフも多く、みんな子ども達が大好きで、日頃から小さなお子さまにも慣れています。
お子さまが泣いても全く気になさる必要はありません。診療室を広く設計し、スロープ付きのバリアフリー仕様のため、ベビーカーもそのまま診療室に入れます。家族で通いやすい配慮を心がけています。

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武蔵小杉パークシティ歯科医院では、幅広い治療内容を提案してくれますか?

はい。武蔵小杉パークシティ歯科医院では幅広い治療内容をご提案しています。
虫歯や歯周病治療はもちろん、審美歯科、インプラント、矯正歯科など、患者さんのライフスタイルや要望に合わせた治療を提供しています。
丁寧なカウンセリングを通じて、患者さんが納得できる治療プランを提案することを重視しています。

武蔵小杉パークシティ歯科医院は、歯科医師のスキルや専門性が高いですか?

武蔵小杉パークシティ歯科医院には、歯科医師12名、衛生士10名(2025年現在)が、それぞれの専攻領域をいかしながら幅広い治療ニーズに合わせた治療をおこなっております。
歯科医師は、大学で専門知識を習得し、臨床研修を経て、その後も継続的に学習を重ねてスキルアップを図っています。また、大学病院在籍中の歯科医師や専門医の資格を持つ歯科医師も在籍しており、専門性の高い治療を提供しています。

武蔵小杉パークシティ歯科医院は、無理なく通いやすいですか?

武蔵小杉パークシティ歯科医院は、無理なく通いやすい歯科医院として評価されています。
年中無休で、平日19時まで診療しているため、仕事や学校帰りに通院しやすい環境です。また多くの患者さんにご来院いただく中で「予約が取りづらい」というお声もいただき、このたび診療ユニットを増設し、新たにオペ室も新設しました。
また、院内はバリアフリー設計で、車椅子やベビーカーでも移動がスムーズです。
口コミでは、医師やスタッフが親切で、リラックスして通えるというお声を多くいただいております。

武蔵小杉パークシティ歯科医院には、最新設備が整っていますか?

はい、武蔵小杉パークシティ歯科医院では最新設備を導入しております。
例えば、歯科用CTスキャンは、従来のレントゲンでは捉えられない歯や顎の骨の状態、血管や神経の位置などを立体的に把握できるため、より精密な診断が可能です。
また当院では痛みや不安の少ない治療を目指し、最新の「炭酸ガスレーザー(ベルレーザープラス)を導入しています。このレーザーは非常に細かい精度で組織を蒸散・切開できる高性能な医療用レーザーです。主に歯ぐきや口腔内の軟組織の処置に使います。
従来のメスを使った処置と比べて出血が少なく治りも早いのが特徴です。
さらに、世界基準の滅菌システムを導入することで、院内感染のリスクを最小限に抑え、清潔な環境で治療を受けていただくことができます。
これらの設備により、より正確で安全な診断と効果的な治療が可能になり、患者さんの負担軽減と快適な生活のサポートが期待できます。